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慢性骨髄性白血病(CML)の情報サイト

移行期(いこうき)

病気は、慢性期から移行期、急性期(急性転化期)という時期をたどって悪化する。
CMLの移行期では、6~9ヵ月かけてがん化した血液細胞(白血病細胞)がさらに悪性化し、未熟な血液細胞(芽球)も増えていく。貧血、発熱などがあらわれはじめる。(橋野 聡先生)

移植片対宿主病(いしょくへんたいしゅくしゅびょう)

造血幹細胞移植をした後に、造血幹細胞の提供者(ドナー)のリンパ球が患者の内臓などを異物とみなして攻撃する現象。GVHD(Graft Versus Host Disease)とも呼ぶ。
移植後すぐに発現する急性GVHDの症状は、皮膚の発疹、黄疸、下痢など。また、移植後しばらく経ってから発現する慢性GVHDの症状は、口の中の痛みや違和感、眼の乾燥感、皮膚の乾燥やこわばり、呼吸困難、慢性の下痢など。GVHDが重度の場合は命にかかわる。(日髙 道弘先生)

遺伝子(いでんし)

親から子に伝わる遺伝情報の最小単位。人間の体(タンパク質)を作るための設計図に例えられる。遺伝子はDNAに記録されている。遺伝子の異常は疾患発症の原因になることがある。(山﨑 宏人先生)

インフォームドコンセント

治療を受ける前に、患者さんが医師による十分な説明を受けた上で治療に同意すること。説明には、病気の内容や治療方法、治療期間、治療効果があらわれる確率、手術に伴う危険性などが含まれる。
インフォームドコンセントを行うことで、医療が医師の都合でのみ行われることを防ぎ、さらには患者さんからの協力を得て効率的に治療を進めていくことが期待できる。(水田 秀一先生)

エビデンス

科学的根拠の意。病気に対して行われる治療法が良いといえる証拠。医療の分野では、たくさんの患者さんに実際に使って試す調査研究を行い、薬や治療方法がどれぐらい効果があるかを確かめている。その調査研究によって、薬や治療方法、検査方法など、医療の内容全般について、それが良い、あるいは悪いと判断できる証拠のことを言う。(猪口 孝一先生)

悪心(おしん)

吐き気のこと。(進藤 基博先生)

監修(五十音順)

石井 昭広先生(総合病院国保旭中央病院 血液内科)
石黒 卓朗先生(新潟県立がんセンター新潟病院 内科 血液・化学療法)
猪口 孝一先生(日本医科大学)
入山 規良先生(日本大学 血液膠原病内科)
魚嶋 伸彦先生(京都第二赤十字病院 血液内科)
大野 裕樹先生(北九州市立医療センター 内科)
岡田 昌也先生(兵庫医科大学 呼吸器・血液内科)
川上 公宏先生(香川県立中央病院 血液内科)
小池 道明先生(順天堂大学医学部附属静岡病院 血液内科)
佐藤 勉先生(富山大学附属病院 血液内科)
進藤 基博先生(旭川医科大学 内科学講座 病態代謝・消化器・血液腫瘍制御内科学分野)
高久 智生先生(順天堂大学医学部 内科学血液学講座)
竹迫 直樹先生(国立病院機構 災害医療センター)
橋野 聡先生(北海道大学保健センター)
日髙 道弘先生(国立病院機構 熊本医療センター 血液内科)
藤澤 信先生(横浜市立大学附属市民総合医療センター 血液内科)
前田 嘉信先生(岡山大学病院 血液・腫瘍内科)
松岡 広先生(神戸大学医学部附属病院 バイオリソースセンター)
松永 卓也先生(札幌北辰病院 腫瘍内科)
水田 秀一先生(金沢医科大学 血液免疫内科学)
目黒 邦昭先生(国立病院機構仙台医療センター 血液内科)
山﨑 宏人先生(金沢大学附属病院 輸血部)
吉田 近思先生(独立行政法人国立病院機構 水戸医療センター 血液内科)