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慢性骨髄性白血病(CML)の情報サイト

患者さんの大切な役割

慢性骨髄性白血病(CML)の治療は、患者さん一人ひとりの症状や生活スタイル、考え方や希望に応じて異なるため、医師が治療方針を決める際には、患者さんの声がとても重要です。
あなたが自分の体調や日々の生活、治療に対する希望や不安を医師に伝えることで、医師はその情報をもとに、あなたにとってより適切な治療を提案することができます。医師との対話を通じて、自分の考えや気持ちを共有することが、治療を無理なく続けるための第一歩です。
どのような生活を送りたいか、治療に期待すること、気になることや不安なことについて、次の診察で医師に伝えてみましょう。あなたの声が治療の選択に反映されることで、より納得のいく治療を進めることができます。

必要な準備

1. 病気や治療の知識を深める

CMLに関する基礎知識や、治療法の選択肢について事前に情報を収集しましょう。このWEBサイトや主治医からの情報を活用し、質問や不安を明確にしておくと、医師と話しやすくなります。

2. 自分の希望を整理する

治療によって実現したいことや、どのような生活を送りたいかを考え、それに合った治療がどれかを医師と一緒に話し合いましょう。また、仕事や家族への影響についても考慮することが大切です。次のような質問事項について考えてみましょう。

  • ご自身の生活の中でなくてはならないことは何ですか?
  • 大切にしている時間はありますか?
  • 少なくともここは諦めないで生活したいと思うことはありますか?

3. 質問リストを作成する

診察前に、治療に関する疑問点や心配事をリストにまとめておくと、診察中に聞き忘れることがなくなり、より具体的な話ができます。

CML入門冊子「慢性骨髄性白血病という病名を初めて聞いた方へ」

CMLという病気のことを初めて聞いた方へ向けた入門冊子です。診断されて治療が始まるまでに、どのようなことを知って準備しておく必要があるか紹介しています。

画像:冊子の表紙

ご自身の希望や医師への質問事項について、考えを整理することができるワークシートです。ぜひ、ダウンロードしてご活用ください。

※CML入門冊子「慢性骨髄性白血病という病名を初めて聞いた方へ」にも掲載されています。

画像:ワークシートのサンプル

一緒に歩むパートナーとしての医師

SDM(shared decision making)は、医師と患者がパートナーとして信頼関係を築き、治療のゴールを共有するためのプロセスです。医師は患者さんの意見を尊重しながら、医学的な知識と経験に基づくアドバイスを提供します。患者さん自身も、積極的に意見を伝えることで、医師と共に最適な治療を見つけることができます。

SDMのプロセスを通じて、より良い治療選択を実現しましょう。

イラスト:手を取り合っている医師と患者