慢性骨髄性白血病(CML)について、あなたの大切な人へ伝えることに、不安を感じていませんか。「家族がショックを受けると困るから」、「心配をかけたくないから」と、病気のことを一人で抱え込んで相談できずに悩むことがあるかもしれません。
でも、真実を知らないとお互いに無理をしてしまい、信頼関係に影響を与えてしまうことがあります。そのため可能な限り、あなたの大切な人には病気のこと、治療のことを共有し、一緒に向き合うサポーターとなってもらいましょう。
主治医からの説明は、家族や信頼できる友人と一緒に聞くことで、より正確に情報を共有できるのでおすすめです。特に、信頼できる友人がサポーターとなってくれると、とても心強いです。ときに家族を支えてくれるかもしれませんし、家族には言いづらいことも相談できる相手となってくれるでしょう。
以下には、これまで色々な患者さんにお話を伺って作成した冊子や記事を掲載しています。患者さんそれぞれがときに悩みながらたどり着いた知恵がつまっています。
ぜひ、参考にしてみてください。
病気のことを友だちに伝えたらひかれてしまう。
ぼくたちのサバイバーシップAround 20
AYA世代でがんになる。そんな彼らのホンネがつづられた冊子です。
Vol.1 p10
伝えたいと思う相手と、今はまだ伝えたくないなと思う相手がいるかもしれません。知ってほしいと思う相手にはきちんと伝えましょう。伝えたくない相手には無理に言わなくてもいいんですよ。
Vol.3 p9
周りの人に迷惑をかけたのではと心配しているかもしれないけれど、この経験から得たものは仕事にも活かせると信じています。(職場の上司より)

ご家族に読んでいただける冊子もご用意しています。
わたしはどうしたらいい?~家族が“がん”になったとき、どのように受け止め、支えていくか~
「第2の患者」ともいわれる患者さんのご家族。患者さんによりそいながらも、ご家族ご自身も大切にしていただけることを願って作られた冊子です。
