サポートされていない古いバージョンのInternetExplorerを使用しているようです。ブラウザを最新バージョンのMicrosoftEdgeに更新するか、Chrome、Firefox、Safariなどの他のブラウザの使用を検討することをお勧めします。

ITP特発性血小板減少性紫斑病の情報サイト

監修:
埼玉医科大学病院
血液内科教授
宮川義隆

脳内出血、消化管出血などがみられる場合や、術前、分娩前、血小板数が1万/μL以下、粘膜出血を伴う場合には、免疫グロブリン大量療法や血小板輸血、ステロイドパルス療法などの治療が行われます。

免疫グロブリン大量療法

ガンマグロブリン大量療法ともいいます。1日1回、約3時間の点滴を5日間行います。数日で約8割の患者さんの血小板数が5万/μLを超え、約6割は血小板数が正常になります。なお、効果は一過性で、治療後2 ~ 3週間で治療前の血小板数に戻ります。点滴時に発熱、じん麻疹、喘息などのアレルギー症状を起こすことがあります。

血小板輸血

脳内出血、消化管出血など出血症状が強いときに、血小板輸血を行います。

ステロイドパルス療法

ステロイド注射剤を1日1回、3日間点滴します。約80%の方に治療効果を3日目くらいから認めます。糖尿病、胃潰瘍、不眠症、感染症などの副作用があります。