ITPってどんな病気?
ITPとは「免疫性血小板減少症(めんえきせいけっしょうばんげんしょうしょう)」のことです。
ITP(immune thrombocytopenia)とは「免疫性血小板減少症」のことで、はっきりとした原因がわからず、血小板の数が10万/μL(マイクロリットル)未満に減少する病気です。
これまでこの病気は、原因のわからない(特発性といいます)血小板減少症として特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombocytopenic purpura, ITP)と呼ばれてきました。しかし、その血小板減少が免疫の異常によるものと明らかにされてきたこと、また紫斑がみられない患者さんも多いことから、国際的に呼び方が変更となりました。
ITPの症状は?
血小板には出血を止める働きがあります。
このため血小板が減ると出血しやすくなります。
皮膚の下で小さな血管が破れて起こる紫斑(しはん=あざのこと)や赤いそばかすのような点状出血のほか、鼻血、月経過多などがみられることもあります。特に血小板数が極めて少ない場合には重篤な出血( 脳内出血、消化管出血など)につながる可能性があり、注意が必要です。また、出血に対する不安から日常生活が制限されることがあります。
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柏木浩和ほか:成人免疫性血小板減少症診断参照ガイド 2023 年版:臨床血液. 2023;64:1245-1257.(COI:著者にノバルティスより講演料等を受領した者が含まれる。)
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宮川義隆:Pharma Tribune. 2013;5:69-76.
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柏木浩和:日本内科学会雑誌. 2020;109:1347-1354.(COI:著者はノバルティス ファーマより講演料を受領した。)
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藤村欣吾:日本内科学会雑誌. 2009;98:1619-1626.
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柏木浩和ほか:成人特発性血小板減少性紫斑病治療の参照ガイド 2019 改訂版:臨床血液. 2019;60:877-896.(COI:著者にノバルティス ファーマより講演料を受領した者が含まれる。)