① 病気にかかった血液細胞を破壊する(前処置)
- 化学療法剤や放射線照射など強力な治療で、病気にかかった血液細胞を極限まで減らします。同時に正常な血液細胞も破壊されます。
- 前処置の強さを弱めて行うミニ移植が行われることもあります。
② 造血幹細胞の移植
健康な造血幹細胞を点滴して移植します。
③ 造血幹細胞の生着と造血機能の回復
血管から骨髄に流れついた造血幹細胞は骨髄に生着し、やがて造血機能が回復します。
新たに造られた白血球(主にリンパ球)は、前処置で減らしきれなかった病気の血液細胞と免疫力で戦います。
メモ
- 造血機能は数週間である程度回復しますが、その後もさまざまな合併症を生じます。
- 移植後、数年間は定期的に健康状態をチェックしなくてはなりません。