白血球の減少により、抵抗力が低下しているので、日常生活における衛生面や食事に注意し、細菌やウイルスによる感染に気をつけましょう。
注意すること
手洗い
食事前、お薬を飲む前、トイレのあと、ロ・鼻を触ったあとは、石鹸を使ってよく流水で、手を洗いましょう。

うがい・歯磨き
白血球が減ると口の中の菌が活発になり、弱くなった粘膜に感染を起こして重い口内炎になり、食事をおいしく食べられなくなってしまいます。
うがい・歯磨きを行い、口の中を清潔に保ちましょう。特に起床時の口の中は菌が多いので、うがいは重要です。

歯磨きは、毎食後、夜寝る前にやわらかめの歯ブラシで磨きましょう。使用後の歯ブラシは乾燥させ、清潔に保管します。

肛門を清潔に
肛門は排泄物に含まれる大腸菌などで汚れやすく、感染しやすい部分です。排便後はできれば濡れた紙、もしくは温水洗浄便座を使用して陰部や肛門を洗い、キズがつかないよう優しく拭きましょう。
皮膚のケア
皮膚を汚れたままにしておくと、細菌や真菌が繁殖しやすい状態になるので、できるだけ毎日、シャワーや入浴で皮膚を清潔にしましょう。
石鹸やシャンプーは、弱酸性のものを使用し、拭くときは、やわらかいタオルでこすらず、キズをつけないように注意しましょう。

入浴後は、保湿のためのクリームを塗って、皮膚が乾燥しないように注意しましょう。

食事
白血球が減っていて、主治医から「注意してね」と言われたら、生もの(おさしみや生野菜)を食べるのは控えましょう。お肉もよく火を通しましょう。
それ以外のときは、普段通りの食事でかまいません。
