原因は不明で、比較的に年齢が高い人にみられる病気です。
高齢化とともに増えていると考えられています。
- 骨髄異形成症候群の原因は不明です。
過去に抗がん剤治療や放射線治療を受けている人が、数年経って骨髄異形成症候群になる場合(二次性骨髄異形成症候群)もあります。また、高齢者に多く発生することから、老化や天然の有害物質により遺伝子に傷がついて異常が生じるのではないかとも考えられています。 - しばしば染色体異常がみつかることがありますが、後天的なものなので、遺伝することや、他の人に感染することはありません。
- 新たに発症する患者さんの数は、年間10万人あたり2.7人と推定されています。
- 患者数の男女比は、1.9:1と、男性のほうが多くなっています。
- 中高齢者に多いですが、子供を含む若年者にも起こります。[1]

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[出典:厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 特発性造血障害に関する調査研究班, 再生不良性貧血診療の参照ガイド 令和1年改訂版, 2020]