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輸血を受ける患者さまへ〜血液、疾患の知識から支援制度まで〜

監修:
自治医科大学 内科学講座 血液学部門 客員教授
小澤 敬也 先生
日本赤十字社 関東甲信越ブロック血液センター 所長
室井 一男 先生

「造血の回復を目指す治療」と「症状の改善を目指す治療」があります。

造血の回復を目指す治療

免疫抑制療法 造血幹細胞を攻撃している異常なT細胞を抑えて、造血を回復させる治療法です。
蛋白同化(たんぱくどうか)ステロイド療法 造血幹細胞に直接働きかけて、造血を促します。また、エリスロポエチンという造血ホルモンを腎臓につくらせて、赤血球の産生を促します。
トロンボポエチン受容体作動薬 造血幹細胞に発現しているトロンボポエチン受容体を刺激して、造血幹細胞からできる血液細胞を増やします。
造血幹細胞移植
(骨髄移植)
患者さんの骨髄細胞を他の人の正常な骨髄細胞に置き換えて、造血を回復させる治療法です。

症状の改善を目指す治療(支持療法)

輸血療法 ①貧血症状が強いとき、不足した赤血球を輸血で補充します。
②鼻血、歯肉出血、下血、血尿、脳出血時などの出血傾向が強いときに、血小板輸血を行います。
サイトカイン療法
(G-CSF)
感染症が治りにくい場合、白血球のなかの好中球を増やす作用のあるG-CSFを薬として投与します。

 

症状や重症度に応じて、無治療で様子をみる場合や、支持療法のみが行われる場合もあります。

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