再生不良性貧血ってどんな病気?
血液中の赤血球、白血球、血小板が減少し、貧血のほか、感染症にかかりやすく(発熱)、出血しやすい状態になります。
なぜ血液細胞が減ってしまうの?
①免疫細胞(T細胞)の異常
からだに侵入してくる異物などを攻撃するはずの免疫細胞(T細胞)が、何らかの原因で、造血幹細胞を攻撃して破壊してしまうためです。
正常な状態

※イメージ図
再生不良性貧血(AA)の状態

※イメージ図
②造血幹細胞の異常
造血幹細胞の性質が変化し、正常な血液細胞に成長できなくなるため、赤血球、白血球、血小板が減少していきます。
ただし、こちらのタイプは少ないと考えられています。
造血幹細胞が正しく「分化・成熟」できなくなる

※イメージ図
- 再生不良性貧血になると、貧血、感染症にかかりやすい(発熱)、出血しやすい状態になります。
- 再生不良性貧血の一部では、経過中に「骨髄異形成症候群」や「急性骨髄性白血病」に移行することもあります。